シニアの住まい、賃貸か購入か

更新日:8月3日

お一人様、もしくはお二人様で、お子様がいらっしゃらないシニア世代の方々にとって、これは非常に切実で、時に孤独を感じる悩みですよね。
「今から家を買うなんて贅沢かしら」「でも、高齢になると賃貸が借りにくくなるって聞くし……」そんなふうに、正解のない問いに立ち止まってはいませんか?
こんにちは。シニアライフ リアルティ株式会社の森谷公善(もりや きみよし)です。
私はお掃除職人として現場で家を磨きながら、宅地建物取引士として不動産の道先案内人を務めています。
今日は、焦らなくていい、でも少しだけ未来が楽しみになる「住まいの整え方」について、一緒に考えていきましょう。
1. 「家を持つべきか」という重荷を、一度下ろしてみませんか
「老後は持ち家がないと不安」という言葉をよく耳にします。でも、本当の不安の正体は「家がないこと」そのものではなく、「どこで、どんなふうに、安心して最期まで暮らせるかが見えないこと」ではないでしょうか。
実を言うと、必ずしも「買わなければならない」わけではありません。
最近では、シニア世代が安心して暮らせる「終身建物賃貸借契約」という仕組みもあります。これは、借主様が亡くなるまで住み続けられ、亡くなった時点で契約が終了する(相続されない)というものです 。
また、入居を拒まない「住宅セーフティネット制度」に登録された住宅も少しずつ増えています 。
ただ、現実問題として、こうした物件はまだ数が多くないのが実情です。「借りたいけれど、希望の場所に選択肢がない」という壁にぶつかることもあるかもしれません。
その「見つからない不安」が、今のあなたを焦らせているのだとしたら、まずは深呼吸して「選択肢は一つじゃない」と自分に伝えてあげてください。
2. 「リバースモーゲージ」という、家を活かしきる選択
もし、あなたが「やっぱり自分たちの城があった方が落ち着く」と感じるなら、この年齢から「家を買う」という選択肢も、決して無駄にはなりません。
お子様がいらっしゃらない場合、「残しても仕方ががない」と思われるかもしれませんが、今は「家を資産として使い切る」方法があります。その代表が「リバースモーゲージ」です。
これは、購入した(あるいは持っている)持ち家を担保に融資を受け、存命中は利息のみを支払い、亡くなった後に家を売却して一括返済する仕組みです。
資金にゆとりが生まれる:購入資金や生活費に充てることができ、アクティブなシニアライフを支えます。
「負動産」にならない:お子様がいらっしゃらない場合、後の管理を心配する必要がなくなります。
最期まで住み続けられる:自分の気に入った環境で、安心して暮らしを全うできます。
「買う」ことがゴールではなく、家という道具を使って「これからの時間をどう楽しむか」を整える。そう考えると、少しワクワクしてきませんか?
3. 森谷流「実家みがき」で、中古住宅を最高の終の棲家に
家を新築する必要はありません。むしろ、立地の良い中古住宅を選び、自分たちらしく「ととのえる」のが今の時代に合っています。
ここで、私のお掃除職人としての出番です。
築年数が経っている不動産でも、プロの技術で徹底的に磨き上げることで、清潔感は見違えるほど向上し、資産価値を安価に高めることができます。
新築のようなピカピカさではなく、年月を重ねた温もりに、清潔さという「安心」をプラスする。これが私の提唱する「実家みがき」です。
たとえ中古であっても、磨き上げられた家には「これからここで新しい思い出を作っていこう」という前向きな気が流れます。
孤独感や将来への不安は、動かずに考えている時ほど膨らむものです。まずは、今のお住まいの窓を一つ拭いてみてください。外の光が少し明るく見えるだけで、心に「余白」が生まれます。
まとめ:あなたは、どこで「笑って」いたいですか?
賃貸でも、購入でも、どちらが正しいということはありません。大切なのは、あなたが、そしてお二人が、一番自分らしく笑っていられる場所を選ぶことです。
お子様がいないからこそ、誰に気兼ねすることなく、自分たちの人生を謳歌していい。そのための「住まい」です。
もし「何から手をつけていいか分からない」「自分の場合はリバースモーゲージが使えるの?」と迷われたら、いつでもお気軽にお声がけください。
不動産のプロとして、そしてお掃除の職人として、あなたの隣に座って一緒に考えさせていただきます。
今すぐ決めなくて大丈夫。まずは、未来の自分を少しだけ幸せにするための「相談」から始めてみませんか。
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【この記事を書いた人】森谷公善(もりやきみよし)

(資格等)宅地建物取引士/全日本不動産協会空き家応援会員/現役ハウスクリーニング職人/認知症サポーター/ジェロントロジーマイスター(取得中)(略歴)1970年5月 神奈川県小田原市生まれ/2003年4月 神奈川県の不動産、建築の地元中堅会社勤務/2024年8月 シニア特化型不動産会社「シニアライフリアルティ株式会社」創立、代表取締役。 (趣味)ウクレレ、落語鑑賞、林道ポタリング、アルコールインクアート等




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