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地域で支える「認知症バリアフー」やさしく見守り、ともに生きるために

執筆者の写真: モリヤキミヨシ
モリヤキミヨシ
9月9日
読了時間: 4分


「最近、物忘れが増えたかもしれない」「ご近所の高齢の方の様子が少し気になる」——日常生活の中で、そんなふうに感じたことはありませんか?


認知症は特別で珍しいものではなく、脳の病気によって誰にでも起こりうる身近なものです。年齢とともに有病率は高まり、高齢社会を迎える中で「いつ自分や家族がなってもおかしくない」時代になっています。だからこそ、一人ひとりが「自分ごと」として理解を深め、地域社会全体で支え合う意識が求められています。



1. 認知症の「バリア」はどこから生まれる?


資料によると、認知症の人にとっての「バリア(障壁)」は、周囲の偏見や理解不足から生じるとされています。


記憶力や見当識(時間・場所・人間の関係を正しく把握する能力)が低下すると、例えば「マンションのオートロックの解除方法がわからない」「ゴミの分別や出し方が急にできなくなる」「慣れた近所で迷ってしまう」といった困りごとが発生します。


このときに周りから責められたり焦らされたりすると、ご本人は不安や屈辱感を抱き、外出や人と接することを避けるようになってしまいます。正しい理解がないことこそが、暮らしにくさという「バリア」を作り出してしまうのです。



2. 地域で接するときの心得 “3つの「ない」”


家族でなくても、地域の高齢者の方と接する機会は日常のあちこちにあります。街中やマンションの共用部などで「少し困っているのかな?」と感じる方を見かけたときは、次の3つの「ない」を意識してみましょう。


  1. 驚かせない 背後から急に声をかけたり、大勢で一度に取り囲んだりすると恐怖心を与えてしまいます。前方の視野に入り、目を合わせながら優しく声をかけましょう。


  2. 急がせない 認知症の方は一度に複数のことを処理したり、素早く回答したりするのが苦手です。本人のペースに合わせ、ひとことずつ分かりやすく伝え、返事をゆっくり待ちましょう。


  3. 自尊心を傷つけない 「さっき言いましたよね」「またですか」といった咎めるような言い方は避け、本人のプライドや気持ちを尊重した言葉遣いを心がけます。


3. 一人で抱え込まず、地域ぐるみでつながる


もしご近所でトラブルになりそうな様子や、長期間お困りの様子(ポストに郵便物がたまっている、ゴミ出しに苦戦しているなど)を見かけた場合は、個人だけで解決しようとせず、地域の専門機関やネットワークに相談・連携することが大切です。


  • 地域包括支援センター:高齢者の福祉や介護の総合相談窓口

  • チームオレンジや認知症サポーター:地域で認知症の人や家族を温かく見守り・支援する取り組み



おわりに:ちょっとした気遣いが「安心して住み続けられる街」をつくる


認知症になっても、周りの適切な理解とさりげない手助けがあれば、慣れ親しんだ地域で穏やかに自分らしく暮らし続けることができます。


挨拶を交わす、さりげなく見守る、困っていそうなら「何かお手伝いしましょうか?」とやさしく声をかける——そんな一人ひとりの小さな心がけが、誰もが安心して暮らせる「認知症バリアフリー」な街づくりにつながっていきます。


私も先月、「認知症サポーター養成講座」を受講してまいりました。

世代的には親が団塊の世代で『少し認知症の傾向が出てきてるんだよね』というお話を

本当によく聞くようになりました。まずは正しく知ることから始めようと思い受講しました。


認知症の人の不安な思いやそのご家族のご苦労の一端を知ることで積極的に手助けできることがあることを知りました。心穏やかに過ごせる街にするために不動産業という生業を通して心がけていきたいと思います。


プロのお掃除テクニックや、シニア世代のための安心な住まい選びのコツ、不動産の賢い整え方などを定期的にお届けしています。個別のご相談もメッセージからお気軽にどうぞ。あなたの心が少しでも軽くなるよう、森谷がお返事いたします。


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【この記事を書いた人】森谷公善(モリヤキミヨシ)

(資格等)宅地建物取引士/全日本不動産協会空き家応援会員/現役ハウスクリーニング職人/認知症サポーター/ジェロントロジーマイスター(取得中)(略歴)1970年5月 神奈川県小田原市生まれ/2003年4月 神奈川県の不動産、建築の地元中堅会社勤務/2024年8月 シニア特化型不動産会社「シニアライフリアルティ株式会社」創立、代表取締役。 (趣味)ウクレレ、落語鑑賞、林道ポタリング、アルコールインクアート等

 
 
 

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