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実家が愛おしくなる「実家みがき」をはじめよう。今すぐ決めなくていい、心と家を優しく整える方法

執筆者の写真: モリヤキミヨシ
モリヤキミヨシ
8月29日
読了時間: 6分

「実家の片付けをしなきゃいけないのに、親に話を切り出すと不機嫌になる……」

「モノが多すぎて、どこから手をつければいいのか見当もつかない……」

「このまま空き家になってしまったら、近所に迷惑がかかるかも……」

こんな焦りや不安を抱えて、お一人で胸を痛めてはいませんか?


仕事やご自身の生活で忙しい中、ご両親や実家の将来を真剣に考えていらっしゃるだけで、あなたは本当に優しく、立派な方です。まずはその努力をご自身で褒めてあげてくださいね。


「早く処分の決断をしなきゃ」「売るか貸すか決めなきゃ」と焦る必要は一切ありません。不動産や片付けの「正論」を誰かに押し付けられると、心がキュッとすくんでしまいますよね。


こんにちは。「シニアライフ リアルティ株式会社」代表の森谷公善(もりや きみよし)です。

私は宅地建物取引士として不動産の売買や活用をお手伝いする一方で、自ら現場で汗を流す「お掃除職人」でもあります。「プロの掃除技術を持つ不動産屋」という少しユニークな立場で、これまで数多くのご家庭の節目に立ち会ってきました。


私が現場で何より大切にしているのは、家を単なる「不動産」として見るのではなく、そこに刻まれたご家族の思い出や歴史に心を寄せることです。

今日は、今日からできる「心を軽くする家の整え方」について、一緒にお話しさせてください。


1. 「処分」ではなく「実家みがき」。モノと一緒に思い出を慈しむ


実家の整理を始めようとするとき、世間ではよく「断捨離」や「処分」という言葉が使われます。しかし、長年暮らしてきた親御さんにとって、家の中にあるモノは単なる「不要品」ではありません。一つひとつの家具や日用品に、一生懸命生きてきた人生の記憶や物語が詰まっています。


だからこそ、強い言葉で「これ捨てていい?」と聞いてしまうと、親御さんは自分の人生否定されたような悲しい気持ちになり、頑なになってしまうのです。


そこで私がお勧めしているのが、森谷流の「実家みがき」です。


実家みがきとは、モノを捨てることではなく、「家と心を一緒に磨き直すこと」。

例えば、昔みんなで囲んだダイニングテーブルのホコリをそっと拭き取ってみる。思い出の詰まった柱の傷を綺麗に拭いてあげる。それだけで、家の中に優しい空気が流れ始めます。

綺麗に磨かれた場所を見ると、不思議と親御さんも「ここは少し整理してみようかな」と自発的に気持ちが動き出すことが多いのです。決断を急がず、まずは一箇所を磨いて光を当てること。そこから家族の温かい対話が始まります。



2. 地域の愛される取組に学ぶ、「家を活かす」小さな一歩

実家の将来を考えると、「売るか、解体するか」の二者択一に思えて途方に暮れてしまうかもしれません。しかし、いま全国の地域で、空き家や古いおうちを地域みんなで温かく活かす素敵な取組が広がっています。

例えば、大阪の寝屋川市や歴史ある京都などでは、行政や地域の自治体、NPO、地元の不動産業者が手を取り合い、放置されがちな空き家を「地域の居場所」として再生させる試みが活発に行われています。  


親御さんが大切に手入れしてきたおうちが、若い世代のカフェになったり、子供たちの寺子屋や、高齢者が集うサロン(サードプレイス)として生まれ変わったりしているのです。また、国土交通省が進める「住宅セーフティネット制度」などを活用し、高齢者や子育て世代が安心して借りられる住まいとして活用する道も開けています。  

ご自身やご家族だけで「どうにかしなきゃ」と重荷を背負い込む必要はありません。

空き家問題は、今や日本全国どこでも抱えている身近な課題です。法律や制度も変わり、相続登記の義務化(令和6年4月施行)や、残された土地・建物を安全に次世代につなぐ仕組みがどんどん整ってきています。  


「家をどうするか」は、地域やプロの力を借りながら、みんなで一緒に考えていけば大丈夫です。あなたの実家にも、きっと誰かの笑顔を生む「新しい未来」の選択肢が隠されています。



3. 今日からできる!プロのお掃除職人が教える「小さな一歩」

「そうは言っても、何から始めれば……」と迷った時は、今日からできる本当に小さな一歩から始めてみましょう。難しい専門知識や、大掛かりな作業は一切いりません。

プロのお掃除職人でもある私から、今すぐできる「小さな実家みがき」の手順をお伝えします。


  • 「玄関のたたき」をサッとひと拭きする

    玄関は家の顔であり、心の入り口です。固く絞った雑巾でたたきを一度拭くだけで、玄関が明るくなり、家全体の気がスッと整います。

  • 思い出の写真を1枚だけ飾ってみる

    押入れの奥に眠っていた家族写真や旅行の写真を出して、リビングの目につく場所に1枚だけ飾ってみてください。「これ、どこに行った時だっけ?」という会話が生まれるだけで、整理への第一歩は成功です。

  • お気に入りの窓を磨いて、風を通す

    部屋全体の片付けは大変ですが、窓ガラスを1枚拭いて、パッと風を通すだけなら5分でできます。明るい光と新鮮な空気を入れることで、どんよりしていた空間と心のモヤモヤが晴れていきます。


建築や不動産の価値を高める一番のコツは、高額なリフォームではなく「清潔感向上」です。

埃を払い、水回りを磨き、清潔感を出すだけで、築年数が経過した古いお家でも驚くほど輝きを取り戻します。家が綺麗になると、不動産としての本当の価値も上がり、将来売る・貸すとなった時にも選択肢が大きく広がります。  


まとめ:隣で一緒に考えましょう


実家のこと、将来の暮らしのこと。誰にも相談できず、一人で悩みを抱え込んでいると、どうしても孤独感や焦りが募ってしまいますよね。


でも、どうか忘れないでください。あなたは決して一人ではありません。

「今すぐ決めなくていい、まずは整えることから」


家を整えることは、これまでの家族の歩みを慈しみ、これからの人生を軽やかにするための温かい作業です。答えを急ぐ必要はどこにもありません。まずは深呼吸をして、今日できる小さな「拭き掃除」から始めてみませんか?


私、森谷公善は、お掃除の道具と宅建士の知識を両手に抱えて、いつでもあなたの隣で一緒に考えます。近所の信頼できる相談相手として、どんな小さな愚痴や不安でもお聞かせくださいね。

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「親にどう話を切り出せばいいかわからない」

「実家の写真を送るので、どう整えればいいかアドバイスがほしい」

「定年後の二拠点生活や住み替えについて、少しだけ話を聞いてみたい」

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【この記事を書いた人】森谷公善(モリヤキミヨシ)

(資格等)宅地建物取引士/全日本不動産協会空き家応援会員/現役ハウスクリーニング職人/認知症サポーター/ジェロントロジーマイスター(取得中)(略歴)1970年5月 神奈川県小田原市生まれ/2003年4月 神奈川県の不動産、建築の地元中堅会社勤務/2024年8月 シニア特化型不動産会社「シニアライフリアルティ株式会社」創立、代表取締役。 (趣味)ウクレレ、落語鑑賞、林道ポタリング、アルコールインクアート等

 
 
 

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